部屋を片付けて本を読もう

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どうして人と繋がりたくなるのだろう。「未来をはじめる『人と一緒にいること』の政治学」宇野重規

久しぶりに行ったジュンク堂書店で、いろんな本を眺めてこの本を見つけました。 

 

未来をはじめる: 「人と一緒にいること」の政治学

最近、「人と会話したり、協力して何か新しいことに取り組みたい」という気持ちがふつふつと湧いてきているのに、一方で「でも、人と一緒に何かするのって、面倒なこと多いんだよなーーー」という思いもあったりで。

 

この本の表紙を見かけたとき、サブタイトルに「人と一緒にいること」の政治学、とあるのにピンときました。サブタイトルって大事!

 

著者の宇野さんはもちろん、政治学、というのもピンとこなかったけど、ぱらっと読んだ感じだと、高校生に向けた講義が元にされているだけに、身近な話題を取り上げていたり、文体も読みやすい。結局Kindleで購入しました。

 

 私たちは3人の哲学者の思考の枠の中でものを考えている

 

この本で私が一番面白く読んだのは、ルソー、カント、ヘーゲルと言う有名な3人の哲学者の考えをとてもわかりやすく、近所のおじさんみたいに親しみやすく紹介している部分。それぞれの代表作に何度か挑戦したことあるけど、やっぱり難しいので。

宇野さんは、ルソーがお気に入りのようです、近くにこんな人がいたら困っちゃう、というわりには。笑

 

ルソーの考え

人間が好きで一緒にいたいけど、自分は自由でいたい、それを曲げたくはない、両立できるはず。社会の共通の意思、「一般意志」を目指す。

カントの考え

ルソーの思想の中でも、自分のことは自分で決めたい、自分のボスでありたいと言う部分を重視して、自律を大切にする。

ヘーゲルの考え

ルソーやカントの思想を発展。人間は一人で閉じこもっていてはダメで、矛盾だらけの社会で、少しずつ自由であることを学び、成長していくしかない。それでも他の人と一緒に社会を作っていきたい。

 

この3人の哲学者の中で、どの考えに最も共感するか??

講義の中では、多数の高校生がヘーゲルの考えを支持、確かに日本人は一番ヘーゲルの考えが好きらしいです。私も少し前までカント寄りだったけど、今はヘーゲルの考えに寄ってます。

 

やっぱり、他の人と何かをしたい

 

この本の感想をまとめようと思って下書きを保存したタイミングで、家族でキャンプに行きました。我が家はキャンプが好きで結構行きます。キャンプを始めるようになったきっかけは、保育園のお父さんお母さんたちの集まり。5、6組の家族が集まって、ワイワイと20−30人でキャンプをする。

子供たちはもちろん、親たちもいろいろな活動をする中で会話が弾んでとても楽しい。その反面、めんどくさいことも。本当に小さいことなんだけど。

あまり人気のない料理があったら、「これもおいしいね!どうやって作ったの?」とフォロー入れる気遣いとか、キャンプ道具の良し悪しをなんとなく比較し合ういやらしさとか、温泉入る?入らない?みたいな生活スタイルのちょっとした違いとか、疲れて一人で過ごしていると気遣われるとか、盛り上がった夜の翌朝感じる照れ臭さというか気まずさとか…

団体キャンプを何回もやって、そういうわずらわしさや子どもの卒園も重なって、最近はファミリーキャンプ一辺倒、団体キャンプには参加していませんでした。

 

今回も家族でキャンプに出かけたところ、受付でバッタリ昔のキャンプ仲間の家族に遭遇。先方も家族単体で来ていて、なんとなく隣にテントを張って、一緒にキャンプをすることに。

お互い単体のつもりで来ていたから、他の人向けに用意した食材もないし、子供たちの遊び道具もない。それでも、単体では感じられなかった「違いから生まれる豊かさ」を家族全員が肌で感じて、今年一番印象に残るキャンプになりました。

4人家族と4人家族が1日を一緒に過ごしたっていうだけでも、小さな小さな「政治」ごとだよな、と感じたのです。

 

「人間が生まれてきたのは始めるためである」

 

最後の講義で、宇野さんが尊敬する女性思想家としてハンナ・アーレントが紹介されています。

 

みなさんは、自由というと、制約や拘束がなく、自分で好きなことができることだと思っているかもしれません。でも、アーレントに言わせれば、それは違います。彼女のキーワードは「活動」でした。活動とは、他の人と言葉を交わし、共に何かをすることです。もしそのような活動がなければ、あなたはいつまでも一人のままです。一人で孤立することが自由ではありません。むしろ他の人に声をかけ、共に何かをするとき、むしろ人は自由を感じるのです。独特な定義ですね。

 

誰かと一緒に何かをする前に、だいたい私はいつも「面倒だ」と思ってしまうタイプですが、終わって振り返ってみたら、「やー楽しかったーーー!」っていうことがとても多い。今はその自分の思考の癖を知っているから、多少面倒だと思ってもチャレンジすることができます。それにしても、事後のあの「楽しかった」は、なんとも言えない喜びなんだよなー、とモヤモヤしていましたが、アーレント流に言うとそれは「自由」。妙にしっくり、腹落ちしました。

 

 

難しい哲学者や考え方をわかりやすく講義してくださった宇野さん、書籍化してくださった出版社や関係者に感謝です。

また、この本はおすすめ本をたくさん紹介してくれています。この本のおかげで、読みたい本が5−6冊出てきてしまいました… 

人間の条件 (ちくま学芸文庫)

抽象的な言葉がずらずらと並ぶので、しっかり意識を向けないと読めないけど、それだけに深く深く考えることができます。まだ読んでる最中。

 

他に、多数決を疑う 社会的選択理論とは何か (岩波新書)Kindleで買って読んでます。

子どもに「やってもいいか」と思わせる仕掛け事例、『仕掛学』松村真宏

小1の息子が歯みがき嫌いで、私も忙しいと仕上げみがきをしないこともあり、歯医者で診てもらうと、「もう少しちゃんと歯みがきましょう」と、親子共々怒られます。これはなんとかしなくちゃ!といつも思っていたのですが、なかなか続かない。

歯みがきを適当にしてしまう理由は、息子は楽しくもないし、目に見える効果も感じられないから。仕上げは、歯医者のようなリクライニングシートがあるとやりやすいが、家では洗面所からリビングに来て…というのが面倒。洗面所で立ったままの姿勢だと、ほとんど適当な仕上げになる、という感じ。

 

うちの中に「仕掛け」を作る

うーんと考えた結果、ある「仕掛け」を作りました。洗面所に子供用椅子を置くことにしたのです。

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特に息子には何も言わずに置いてみました。

 

いつもの通り「みがいておいで〜」と声かけして、しばらくして様子見に行ってみると、座ってみがいてた!やったー!

目的は「座ること」ではなくて、「少しでも長い時間歯を磨くこと」。これまでは歯ブラシをくわえてササッと動かしたら終り、正味10秒くらいじゃん!という感じでしたが、一度座ってしまうと、今後は立ち上がるのが面倒になるので、少しは磨くことに意識を向けるようになっています。数日間続いていますが、前より歯がきれいに磨けるようになってる!

息子にしてみたら、「やりたい!」と思えるほどの仕掛けではないようですが、「それならやってもいいか」くらいの気持ちにはなっている様子。

仕上げみがきも座らせたままできるので、安定する!前より奥歯まで見えるようになった!

 

以前、『仕掛学』(松村真宏)という本を読みました。

「ついしたくなる」にはシカケがある。人に動いてほしいとき、強制するのではなく仕掛けを使って動かす、その事例を紹介、分析した本です。

 

 

仕事で、面倒だけどやらなきゃいけないこと、どうしたらみんながやるようになるだろう?というテーマを考えているときに手に取りました。

 

 事例紹介の中でも、飛沫汚れによるトイレ清掃の負担を減らすために考案された、便器用シール!男性用便器に、的になるようなシールを貼ると、利用者はそこを目掛けて用を足すようになり、清掃がぐっと楽になったというもの。なるほどなーーと感動しました。やはりうちの息子、トイレも見事に汚してくれるので、うちでも導入してみようかな、と考えたほど。

玄関で靴を揃えないので、靴マークのシールを貼っておくと所定の位置に靴を置くようになる、というのも仕掛けのひとつですよね。

そういえば、札幌市の市営地下鉄も、階段利用促進のために、階段の側面に消費カロリーを記載したりしてる。

 

大人だって「仕掛け」があると楽しくなる

こういう仕掛けがあると、めんどくさ!と思ってるものが、ちょっと前向きになります。長い目で見ると、コツコツ積み上げたほうがいい運動、食事、目標などは、1日単位で考えると「別に今日サボったっていいんじゃない?」と楽な方に逃げがち。そして、それがどんどん続いて…。

子どもにはもちろん、自分自身で「仕掛け」を用意して、地道にコツコツ積み上げたいですねーーー。

 

息子と私は次の歯医者で褒めてもらえたら、「仕掛け」成功!とします(^^)

読書レビュー「これからの男の子たちへ」太田啓子

「これからの男の子たちへ」ージェンダー問題を扱った本は女性、女の子向けが多い中、明確に「男の子」とタイトルに入っているのはめずらしい。なんでだろう。私には小1の息子がいて、性教育は避けて通れない課題だと思っていたので、勉強しようと手に取りました。

 

これからの男の子たちへ: 「男らしさ」から自由になるためのレッスン

 

著者太田啓子さんは、離婚事件やセクシャルハラスメント、性暴力問題を扱う弁護士です。また、ご自身が小学生の男の子2人を育てるシングルマザー。マジョリティ属性の「男性」を育てる母親として、どんなことを気をつけることが今後の性差別や性暴力の減少に繋がるのか、との考えをまとめた本です。

 

「有害な男らしさ」

著者は男の子の子育てをする中で、同世代の親仲間のちょっとした発言にジェンダーバイアスを感じることがあると言います。これは私自身も感じます。

 

小4の娘が、ある日仲良しの子と「クラスの男の子に嫌なことを言われたし叩かれた」「私も!〇〇(男の子)に叩かれた!」と話していると、会話を聞いていたその子のお母さんに「男ってバカだから!気にすることないんだよ!」と言われた、と話してきました。

 

うーん…なんかモヤモヤする。女VS男、の問題なのか?女や男である前に、私たちはひとりの人間である、と少なくとも私は考えているし、社会もそうであってほしい。そう思っている人も少なくないと思います。

 

 この本で引用されている『男らしさの終焉』(グレイソン・ペリー著、フィルムアート社)という本によると、「男性性の4要素」は、①「意気地なしはダメ」②「大物感」③「動じない強さ」④「ぶちのめせ」。これを「有害な男らしさ」という言葉にまとめています。

 

人間には、性別に関わりなく繊細、優しい性質を持つ方もいて、それぞれの個性になります。上記の「男らしさ」が社会背景にあるとしたら、男性の弱みや悩みはどんなふうに対処したらいいのか。それが、アルコール依存症や自殺が圧倒的に男性に多い理由のひとつにもなっている。

「有害な男らしさ」を社会に刷り込まれ、そのまま大人になった男性がDVや性差別事件を起こしていることを、仕事を通じて目の当たりにする著者。

 

こうした性差別的な言動をする人や組織を減らすにはどうすればいいのかと考えると、やっぱり大人になってからの教育だけでは遅いと思うのです。

もちろん、企業や役所等の職場で、セクハラ研修を義務づけたり、性差別的な言動をする人は人事上マイナスに評価して要職に就かせない、といったことは大切です。ただ、それによって「こうした行為や発言がなぜ許されないのか」という根本的なことを、内心まで浸透させ、納得させられるかというと、やはり非常に時間がかかるし、限界もあるのではないかと思います。

それよりも、可能な限り若い──むしろ幼いうちから、性差別的な価値観をもたせないための教育をすることに、もっと力を注ぐべきではないでしょうか。

 

「可能な限り若いうちから」ーこの言葉にドキッとしました。小1の息子には、性について伝えていくのはまだ早い、と先延ばしにしていた感があるから。

先延ばしにしている間に、子供たちは社会によって刷り込まれる「男らしさ」という考えを強化していって、手遅れになるかもしれない。

 

後半には、タレント、エッセイストとして活躍される小島慶子さんとの対談があります。

現代の離婚事案やご自身の配偶者の例を挙げながら、「男性が大人になるまで性差別についての思考を停止すると(させられると)、その人の考えを変えるのはもうほとんど手遅れ。社会を変えるには、今後の男の子たちの教育が重要」という内容を話しています。

 

感想

性被害だけでなく、ニュースで悲惨な事件を見るたび、途方に暮れるような感覚に襲われます。その加害者が悪いのはもちろんですが、ぐっと深く「なぜ?」を何度か考えていくと、加害者に犯罪を起こさせるのは、社会背景やまわりの文化も一因なのではないか、と行きつくことが多々あるからです。

ゾッとするほど大きな「世間」は、どうしたら変化していくのだろう。

自分のちょっとした「小さな違和感」にフタをしないで、考えて、行動する必要があるのではないか。

「そうだよね?」と自分と違う意見に同調を求められて、「違うと思う」と声高に主張できなくても、黙る、とか。そういうことの積み重ねが、自分の意見に自信を持つことにつながって、同調圧力に抗う勇気になるのではないかな。

理不尽な悲しみを少しでも減らすために、自分の子どもたちに母親としてできることは、まずは傾聴。子どもの考えの観察。バイアスを取り除いて、自分で考える大切さを伝えること。そのためにも、親自身が「自分」を主張する姿を見せること。

元浪費家の私がお金が貯まる体質に!ミニマリストの財布

お金が大切なのはわかっていても、いつも気づけばなくなっている…

そもそも何に使ったのかもわからない、ということもしばしば。

我が家はどうなってしまうんだろう、子どもたちも大きくなるのに…と不安はつのるばかり。

 

今回は、もともと浪費家だった私が、お金が貯まる体質になったコツを紹介します!

 

お金を貯める財布を作る!3つのポイント

 

財布は小さいものを

 

皆さんのお財布のサイズ、どれくらいの大きさですか?

 

大きい財布は、「スペースがある=たくさん入れよう!」という心理が働きがち。

財布に入れるカード枚数や金額を管理しようと決意しても、日々の生活していくと、「とりあえず入れておこう、まだ入るし」と、あまり使っていないクレジットカード、ポイントカード、クーポン、レシート…どんどん入ってきて、整理することもなく、気づいたらパンパンに…。

 

ここは思い切って、財布のサイズを小さくしてしまいましょう!

管理をシンプルにするしかない!状況を作ってしまうのです。

 

おすすめは「軽い・薄い・安い」ナイロン製、財布というよりポーチ感覚のもの。

アウトドアブランドの製品は、機能に特化しているので、いいものが見つかりやすいです。

 

ちなみに私は、アメリカのバッグメーカー、レスポートサックのコインケース、CURVED COIN POUCH  シリーズを愛用しています。

2,000〜3,000円くらいで、小銭入れ、カード入れとして使えるポケットもついています。

 

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最初使い始めたとき、あまりにも感動して、夫に「ぜひ使ってみて!」と貸してあげたほど。

気に入った夫は、そのままそれを使い続け、結局私は新しく買う羽目になったのですが…

 

支払いは、原則キャッシュレス決済のみ

 

できる限り現金決済を避けて、キャッシュレス決済を使いましょう。

通販サイトはもちろん、最近は小さな美容室などでも、キャッシュレスに対応しています。

金額を問わず、全てをキャッシュレス化することがおすすめ。

メリットはこんなにあります。

  • スマホひとつで身軽に買い物ができる
  • 非接触のため、感染リスクを最小限にできる
  • 基本的に現金が不要なので、ATMに並ぶ、待つ必要がない

 

そして、最大のメリットは…

 

アプリでお金の出入りを把握

 

これです!

おすすめは Money Forward というアプリです。

クレジットカードや銀行口座と連携しておくと、勝手に家計簿を作ってくれます。

 

現金決済の場合はレシートを撮影、取り込むという方法もありますが、カードや口座を連携しておけば、支出を自動で登録してくれて、家計簿に反映されます。

 

支出の数日後にはアプリに反映されので、「今月は使い過ぎているかな」などすぐに確認できて、お金の使い過ぎ防止になります。

 

月ごとに自分のデータとして蓄積されていくので、「私、こんなに食費に使ってるんだ!」「洋服代使い過ぎ!」などなど、自分のお金の使い方傾向が見えるようになります。

  

財布の中身は用途に合わせて入れ替え

 

小さな財布にすると、各種カード類がたくさん入らなくなります。

そこでおすすめが、用途に合わせた財布の中身の入れ替え。

 

「近所での買い物用」、「お出かけ用」…など、自分のライフスタイルに合わせてひとまとめにしておいて、出かける前に財布の中身を入れ替えます。平日用、休日用、といった切り口もいいかもしれません。

 

最近は、お店のポイントカードもアプリになっていることが多いので、アプリの活用でさらに管理しやすくなります。

 

面倒そうに聞こえますか?

そう、面倒だな、と感じることが大切なんです!

面倒だから見直そう、というきっかけになるんです!

 

入れ替えをしていくと、必ず「このカード使ってないな」というものが出てきます。それが見直しのチャンス!

この気づきをきっかけに、別の店やサービスを検討、もっと安く良いサービスが見つかった!など嬉しい発見につながることも。

 

財布は定位置で保管

 

 用途に合わせた入れ替えをスムーズにするために、財布をカバンに入れっぱなし、はおすすめできません。

私たち面倒くさがりな人間は、カバンに財布を入れっぱなしにしておくと、たいていそのまま外出してしまいます。そして気づいたときには、また財布がパンパン…の悪循環に。

 

悪循環を断ち切るためにも、家に帰ってきたら、財布は所定の位置に保管しましょう。 

我が家の場合は、玄関横、壁のウォールポケットに入れることにしています。入れ替え用のカードなども近くに置いておくとスムーズです。

 

【まとめ】財布を小さく!家計管理も小さく!

 

 財布を「小さく」することで、家計管理も目が行き届きやすくなります。

ただ物理的に小さくしただけなのに!びっくりですよーーーー。

そして、自分で管理できている!というのは、大きな大きな自信につながります。

精神的な余裕が、お金の余裕、時間の余裕を少しずつ作ってくれます。

 

家計や生活をこまめに見直しながら、お金の不安から自由になりましょう!!

おうちで楽しく焼肉することが、生活訓練になります!

BBQや焼肉、大好きです。

火を見ながら、みんなで囲んで食べる楽しさ!

 

でも、準備や後片付けが大変、というのも事実。

結婚してから10年、家族でいろいろな焼肉スタイルを楽しんできましたが、美味しい焼肉を追求することに、生活の知恵が詰まっていて、より良く生活していく訓練になってたんですよねーー。

最近落ち着いたスタイルとコツを紹介します。

 

 

カセットコンロと焼肉プレート

 

もう10年位前、冬でもどうしても焼肉を手軽に食べたくて、「健心焼き丸」と言う焼肉ロースターを購入、3−4年使っていたことがあります。煙も出ないし、油はねもほとんどなくて大変重宝していたんですが、焼肉しかできない割に大きくて場所を取る、というのがネックになっていました。そうこうするうちに、煙もかなり出るようになって寿命が近づいてきたようなので、さよなら。

それからはキャンプや庭で炭をおこすなど、屋外で本格的なBBQを楽しむようになっていました。

でも、ここは北海道。雪が降ったらBBQなんてできません。

やっぱり家の中でも肉焼きたい!!、と家焼肉を検討したところ、あるじゃないですか、便利な道具!

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IWATANIの「焼肉プレート」です!!

カセットコンロに載せるだけでのお手軽焼肉!直径は30センチ、厚みは5センチ程度なので、保管場所にも困りません。

そして、テフロン加工なので洗うのも楽なんですよーーー!ものを買う時は、メンテナンスがどれくらい楽なのか、もかなり重要。

さらにさらに、価格は1000円くらい!すごい!

 

ということで、カセットコンロがあれば雨の日も雪の日も!「我が家は焼肉屋さん」です。

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あとはカセットコンロのスペック次第、というところでしょうか。カセットコンロによっては、微妙な火力調整が難しいものも。それこそカセットコンロなんて、いくつも試したりはできないし。

 

今うちで使っているのは、アウトドアブランド、スノーピークのカセットコンロ。五徳部分を収納できるのが素晴らしい、とカセットコンロの中ではやや高価ですが購入。火力調整も簡単です。

キャンプにも持っていくし、これからの季節は家で鍋をするときも使える、と考えれば、多少高くてもメンテナンスしながら楽しく使えます。

 

カセットコンロは災害時に備えて普段から使っておくと、いざというときも安心!

 

焼肉のタレを自分で作ってみる

 

これ、おすすめです。面倒そうに聞こえるかもしれませんが、簡単です。

市販の焼肉のタレより圧倒的に美味しい!そして、市販のタレが余って冷蔵庫でかさばる…なんてこともありません。

 

【作り方】

  1. 玉ねぎ、ニンニク、りんごをフードプロセッサーですり下ろす(もしくはみじん切り)
  2. 1に醤油、酢、はちみつ(砂糖でも)、胡麻油を混ぜる。
  3. 辛いのが好みなら、豆板醤を入れても美味しい。

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今回は、安かった洋梨と赤玉ねぎをみじん切りにしました。

玉ねぎ+余っている果物、という感覚で作ればいいと思います。果物なければ蜂蜜だけでもいいけど、ちょっと旨味が少なくなる。

 

こんなに簡単だけど、本当に美味しいんですよ、このタレ。

家族全員が好きなタレ。りんご余ってるし、こんどの週末焼肉にする?なんてこともあります(^^)

 

 

部屋に残る匂いの取り方

 

楽しく焼肉をした後に残るのは、強い匂い…

北海道なので、ラム肉を焼くことも多く、匂い問題は切実。ラム肉って本当に美味しいけど匂いが…

でも、消臭剤などでは簡単に取れません。アロマなど、匂いを加えるのはさらに危険!

肉臭+素敵な香りで、いっそう臭くなります…!

いろいろ試した結果、匂いを取るにはやはり掃除が一番です。

 

  1. 洗濯したタオルを食べた部屋で乾かす
  2. 床の拭き掃除(ブラーバ)
  3. 壁の拭き掃除(クイックルワイパー)

 

濡れたタオルは、匂いを吸い取る効果があります。というのは知ってましたが、夜洗濯したタオルをリビングで乾かしておいたら、匂いがだいぶなくなっていた!ということがあって、それからは、焼肉後はあえてタオルを干すようにしています。

濡れタオルを空気中で回すとさらにいいらしいけど、わざわざそんなことするの、私にとっては面倒で現実的ではない…

 

床と壁の拭き掃除は、面倒でもやったほうがいいです。床や壁は大きな「面」なので、匂いを吸い取って、匂いを部屋に残す大きな原因になります。

だからって、焼肉を楽しんだ後にぞうきんがけって…

ということで、拭き掃除ロボットブラーバを動かして掃除しています。

壁はクイックルワイパーにウェットシートを取り付けて、簡単に拭き掃除をして終わりです。そんなに大変ではないけど、壁の掃除をするといつも、「壁用のブラーバ、早く開発されないかなーーー」と夢想するほどめんどくさがりです。

 

 

 

以上、おうち焼肉、

  • 家にある食材で工夫しようと考える(余っていた野菜や肉も、焼くだけで美味しく食べられるし、タレも作れる)
  • モノに対して、「メンテナンスはラク?何度も、何通りにも使える?」の判断軸を持つことができる
  • 掃除を見直す機会になる

と、生活の知恵や工夫を試されるいい機会なんですよね。

 

あとは、家電の優秀さを思い知るなーーー。

原理原則さえ知っておけば、フードプロセッサーもブラーバもなくても大丈夫だし、災害時もなんとかなるけど、普段の生活に生活家電がなければ、余裕は生まれない。

テクノロジーとアイデアの力に感謝です。

 

 

調理家電「ホットクック」、おすすめ健康レシピベスト10!【1−5位】

便利な調理家電の代表!SHARPヘルシオホットクック。材料を入れるだけで料理をしてくれる、電気圧力鍋です。

私が購入したのは2018年の秋なので、もう2年間、ほぼ毎日使っています!

 

この2年、付属レシピやネットレシピなどを参考に、色々と作ってきました。

その中でも美味しく健康で何度も作っているレシピ、10選を紹介します。

 

 

 

 

第1位 トマトとキノコなどの蒸しスープ

 

  1.  トマト、キノコ(なんでも)、他の野菜を食べやすいサイズに切る。
  2. 内鍋に野菜、オリーブオイル、塩を入れる。
  3. 手動調理、「蒸す」、10分でスタート。

 

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ホットクックで一番作る料理なのに、これといった料理名がない!けど、これ、本当においしい。写真では全然伝わらないけど、本当に美味しいんですよ。

トマトからいい感じに汁が出て、スープ風に食べられます。

 

ポイントは、トマトとキノコです。それぞれの旨味成分で、味に深みが出ます。他に合わせる野菜で好きなのは、ナスとかズッキーニ。上の写真は、あらかじめ蒸しておいたサツマイモを入れてます。これもおいしい。

1回の食事で、トマト2個、しいたけ1パックとか、結構な量を食べられるほどおいしいです。

 

出来立てはフレッシュなおいしさだし、余ったものを温め直して食べると、味が深くなってまた違う料理みたいに食べられるんですよーーー!

 

第2位 サラダチキン

 

  1. 内鍋に100ml程度の水を入れ、金網(付属品ではない)をセット、その上に鶏胸肉を載せる
  2. 手動調理、「発酵・低温調理」、70度、1時間でスタート。

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金網は、100円ショップで焼き菓子を冷ますための網台(ケーキクーラー)を買ってきて使っています。

 

このサラダチキンは、その名の通り、サラダに使うことが多いです。

野菜やフルーツ、タンパク質食材などを一皿で食べられるパワーサラダにぴったり。

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こんな感じに野菜と一緒に和えてお弁当に持っていくことが多いです。 

 

第3位 豚ももかたまり肉チャーシュー 

 

  1. ジップロックに豚ももかたまり肉、醤油、みりんを入れ、出来る限り真空状態にする。
  2. 内鍋にジップロック、ぬるま湯をひたひたになる程度を入れる。
  3. 手動調理、「発酵・低温調理」、70度、7時間でスタート。

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薄く切って食べます。豪華なディナー風になります。

 

このチャーシュー、何がいいって、7時間と長ーーい時間をかけるわけですが、ホットクックにセットしたら、夜寝ている間、日中出かけてる間にじっくり作っておいてくれるんです!

 70度、7時間にたどり着くまでは、63度から1度きざみとか、6時間?8時間?とか、いろいろやってみましたが、正直そこまで仕上がりに違いが感じられなかったので、覚えやすく7揃いで作っています。

 

第4位 芋類の丸ごと蒸し

 

  1. 内鍋に100ml程度の水を張り、金網(付属品ではない)をセット。
  2. じゃがいも、かぼちゃ、サツマイモなど好みの芋類を載せる。
  3. 手動調理、「蒸す」、30分でスタート。

 

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かぼちゃ、大好きですが、皮が硬い、大きいなどなど調理がしにくい…

この方法だと、内鍋に入りそうなサイズにカットされているかぼちゃを買ってきて、そのまま蒸すだけです。

子どもたちは、味付けなし、丸ごと蒸しのかぼちゃが好きなので、とても楽です。

蒸すって、本当においしい調理方法だなーーーと感動します。

 

ちなみに、サツマイモはこんな感じ。

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このまま食べるのはもちろん、サラダ用に冷蔵庫に作り置きしておいてます。

 

第5位 ココナッツミルクカレー

 

  1. 玉ねぎやトマトなど、水分がたくさん出る野菜を各2個くらい、他、ナスやきのこなど好みの野菜、鶏胸肉を一口サイズに切る。
  2. 内鍋に野菜や肉を入れ、総重量の6–8%くらいの塩を入れる。
  3. 自動調理、「カレー・シチュー」カテゴリーから、「チキンと野菜のカレー(無水カレー)」を選択、スタート。
  4. 出来上がり、とお知らせしてくれたら、内鍋にココナッツミルク1パック(私はいつも200mlの紙パックを1つ)、エスビーなどのカレースパイスを入れて、手動調理、「煮物を作る(まぜる)」、10分を選択、スタート。

 

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美味しいカレーを食べたくても、小さい子供がいるとなかなか難しいもの。それが、自宅で手軽に食べられる!

本当に美味しくて、感動します。

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カレー弁当にすることも多いです。

 

 

6−10位は次回!!

「『普通』の人のためのSNSの教科書」を読んだら、発信のハードルが下がった

Kindleで、

「『普通』の人のためのSNSの教科書」著:徳力基彦

を見つけて、早速読んでみました。最近ブログを始めた私にとっては、まさに教科書になるだろうと思って。

なにより私、超「普通」だし!

 

勉強になったところ、参考にしようと思うところまとめてみました。

 

 

SNSは実名登録がオススメ

 

このブログもTwitterも匿名ですが…

リアルの延長線上で使うために、実名登録をするという発想、なるほどと思いました。

別に悪いことをやっているわけでもないし、思ってもいないことを書いているわけでもないので、実名登録でも問題ないけどまだ怖い。

 

でも、ネット上に自分の分身を置くことで、分身で繋がったコミュニケーションがリアルな自分に反映されると想像すると、やっぱりワクワクしました。

 

それに、7割が匿名と言われる日本のSNSで、実名で発信している方、顔出ししてる方って、それだけで興味が湧きます。

 

もう少し慣れたら、私も実名にする!

 

無理のない範囲で背伸びをする

 

自分はこの程度、と思ってしまうと、それまでになってしまう。リアルの世界では会うことができないような方ともコンタクトを取れるのが、ネットコミュニケーションの良いところ。

「無理のない範囲で」、「少しずつ」がポイントだと思います。自分の少し先を歩いているような方を見つけて、つながる機会を持つ準備をしておきます。

 

SNSやブログで「稼ぐ」ことから離れる

 

どんな風にSNSやブログを作成、発信していけばいいのかな、と少しググってみると、「収益化」「〇〇万PV達成!」などなど、「稼げる!」系の話がたくさん出てきます。

当初、「自分の考えをアウトプットしたい」「記録しておきたい」と思っていたはずなのに、ついついお金に目がくらみ、あれ、なんでブログを作ろうと思ったんだっけ?となったりしてました。

 

ビジネスパーソンSNS発信するとき、まずは「稼ぐ」ことから離れるのがポイント。

 

今、発信することで稼いでいる方も、もともとは

発信が楽しい→蓄積される→ファンが増える→仕事になる→お金になる

の流れ。

リアル世界を広げていく感覚で発信する、という目的を忘れないようにしたい。

 

「自分のためのメモ」だと思って活用する

 

この本で何度も出てくるのが、この考え方。

自分のためのメモでも、蓄積しておくと、誰かの役に立ったりするとあり、あー確かに、と納得。

 

仕事で後輩にいろいろ聞かれて、説明するのがもどかしくて、自分のメモをちょこっと見せてあげるだけで、ぐんと理解が深まっている、なんてことはちょくちょくあります。

 

そして、自分が知りたい情報をググってみると、全く知らない方のブログに書いてあって、あーよかった!感謝感謝!とその情報をよくよくみて見ると、5年前にアップされたものだったり…

 

自分の今までのメモは、ノートや紙に記録していましたが、もしかしたらこれから同じ悩みを持つ誰かの役に立つかもしれない、そして自分のアウトプット訓練のためにも、自分メモとしてのブログ、続けようと思います。